『 映画監督の寵愛メソッド / 神香うらら 』 角川ルビー文庫

【あらすじ】
新人小説家・椎葉慶は、俳優である双子の弟・魁に懇願され、魁の怪我が治るまでの身代わりとしてロケ地に向かう。
キュートな容姿はそっくりだが初な慶は空港でファンをあしらえず、あわやというところを有名な映画監督・タイロンに助けられた。
タイロンは慶を偽者だと見破るが必死に魁を演じる慶のいじらしさに魅せられ、彼を密かに護る。
慶もタイロンに惹かれていき―。
だが慶へ脅迫状が届き、怯える彼をタイロンは宿泊中のホテルの部屋に迎えたが、部屋にも盗撮器が！？

映画監督の寵愛メソッド (角川ルビー文庫)

【感想】
セレブなアメリカ人映画監督×初心で空想家な日系小説家。

アメリカが舞台・おセレブアメリカ人攻・純情日本人受という、いつものパターンの甘々なお話。
俳優をしている双子の弟に頼まれ、彼の怪我が治るまで入れ替わる受だが、攻には早々に正体がバレる。
……のだが、気付かないフリをして受を観察し、その可愛さに身悶える攻(笑)。
途中、受を狙う輩が現れるものの、恋する攻様に勝てるはずもないのであった。

あとがきによるとこのあと2人は結婚するようだが、いつか受が書いた原作を攻が映画化するような展開があったら面白いな～と思った。