日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 王弟殿下とお掃除侍女 収穫祭ですが王弟殿下(幽霊つき)とお掃除します / 紫月恵里 』 一迅社文庫アイリス

【あらすじ】
王宮で侍女として働く子爵家の娘アメリア。
神官長をつとめる王弟セドリックを助け、その浄化能力に目をつけられたアメリアは、いつの間にか彼と婚約することに。
婚約お披露目を控えたある日、隣国に赴任していたセドリックのいとこが帰国して!?
「仕事と僕、どちらが大事なんだ」…って、殿下、何をおっしゃっているんですか!?
それよりも、収穫祭での浄化活動のほうが大事です!
憑かれ体質の王弟殿下とお掃除侍女のお仕事ラブ第2弾!



【感想】
モップで華麗(?)に悪霊をお掃除する侍女ヒロイン×憑かれやすい体質の王弟で神官長なヒーロー。

表向きは収穫祭、裏ではあの世とこの世の境が曖昧になり、悪霊がそこかしこに漂う時期。
恋人兼婚約者になったものの、あまり自覚のない突進型ヒロインと彼女が大切でやきもきしているヒーローの関係性が好きだ。
妹LOVEなヒロイン兄の容赦ない妨害と、でも見守ってくれる時もあり……というさじ加減も良かったと思う。
殿下の従兄弟氏は、立ち位置がどっち付かずだったせいか印象もぼんやりしたまま終わってしまったのが残念。

両親や弟妹と殿下の対面も見たかったので、もし3巻が出るならその辺も書かれてたら嬉しい。
あと、過保護っぷりに磨きがかかった長兄を見ての反応も(笑)。
建国に際して、なんか色々裏であったっぽい雰囲気なので、まだ続く……といいなぁ。


ものすご~く残念だったのが、263ページ。
よりによって、門がいよいよ出現!!というシーンで『境の門』が『堺の門』になっていて、ファンタジー世界が急に大阪の街に……。
2刷で修正されますように(´;ω;`)