日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 乙女ゲーム世界で主人公相手にスパイをやっています〈2〉 / 香月みと 』 アルファポリス文庫

【あらすじ】
ここは、ある乙女ゲームの世界。
詩織の従兄でクラス担任でもある和翔は、ヒロイン・マリアの攻略対象として転生したらしい。
攻略されるのを嫌がる彼のため、マリアの動向を探る詩織。
だけど、気づけばなぜか詩織まで攻略対象たちに注目されている。
そんなある日、詩織はマリアや和翔たちとバンド合宿に参加することに。
そこでマリアが狙うのは、和翔の寝起きイベント!?
彼を守るべく、詩織は奔走するのだが―



【感想】
夏休みの合宿やプール、お祭りに花火大会など、乙女ゲー的イベント山盛りな2巻。
攻略対象を1人にしぼって狙うのではなく、全員の好感度を上げ逆ハーを狙ってる疑惑が浮上したヒロイン。
そんな彼女の魔の手から転生者の従兄を守るべく、ヒロインの動向を探る主人公。

今回も色々と巻き込まれ、怪我をしたり犯罪被害者になってしまったりと散々な主人公ちゃん。
ゲームならイベントの1つとして流し見るだけの事件でも、現実に起こると本当に危ないのね。
そして一人の人間として見ると、ヒロインは無責任で落ち着きのない少々おかしな人に見えるわ。
顔がいいのとヒロイン補正で許されてるけど、イベントを起こすためだけにバイトに応募して、目的を果たしたら即日辞めるとかお店にとっては大迷惑な話だ。

ラストで出てきた“彼”が私のイチオシくんなのか、それともバンドメンバーの方なのか。
ヒロインって実は転生者じゃないんじゃない?という可能性も浮上しつつ、3巻にこのまま突入であります。

……それにしても、和兄・桂木・火村と、舐めたり噛んだりしてくるのは“石”と関係があるのか単なる個人的性癖なのか………(笑)。