日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 乙女ゲーム世界で主人公相手にスパイをやっています〈1〉 / 香月みと 』 アルファポリス文庫

【あらすじ】
「この世界は、ある乙女ゲームの世界なんだ」
ある日、従兄の和翔からとんでもないことを告げられた詩織。
なんと彼には、妹がこの乙女ゲームをプレイしていた前世の記憶があるという。
ゲームのヒロインは、詩織が入学する学園で次々にイケメン達をオトしていくのだが、その攻略対象の一人が和翔らしい。
彼に頼まれ、詩織は従兄の攻略を阻止することに。
だけど、なぜか詩織にも恋愛イベントが発生して―!?



【感想】
乙女ゲーム世界への転生もの。
ただし、転生者はゲームのヒロインポジションの子と、攻略対象の一人である数学教師。
その数学教師の従妹が主人公という変則的な形が気になり購入……から数年積んでたものをようやく読んでみた。

攻略されたくないから助けて!と従兄に頼まれ、同じ高校に入学したヒロインの動向を探ることになった主人公。
普通に過ごしているはずなのに、イベントに巻き込まれたりフラグを立てたり……。
本人に自覚がなく、冷静だけど天然というアンバランスな性格は結構好き。

きっと主人公の相手は従兄のお兄ちゃんなんだろうけど、個人的には(いまのところ)1番マトモっぽい委員長を推したい。
まぁ、彼だけ苗字しか出ない=なんかあるんだろうけどさ。
普通の学園ものに見えて、そこだけファンタジー的で浮いてる“石”の存在も気になるので、このまま最後まで読んでいきたいと思う。

ていうか、階段イベントでみんなヒロインのところに行って、落とされた主人公放置って普通に酷いよなぁ。
あの場にいた攻略対象への私の好感度は下落の一途である。