日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 愛蜜誘惑ジャッカロープ / 鹿嶋アクタ 』 ショコラ文庫

【あらすじ】
強面に似合わず可愛い動物が大好きな公務員・柴崎は、小鳥やリス目当ての山歩きで崖から転落、気が付くと山小屋で美しい青年に見下ろされていた。
ケガの痛みに苦しむ柴崎に、青年――アルミラはつんけんしながらピンク色の乳首を晒し、言った。
「俺のおっぱいミルク、ちゅーちゅーして」
なんと彼の正体は、母乳が万能薬になる不思議生物ジャッカロープだったのだ!
回復した柴崎は心から感謝するが、アルミラは何故かひどい人間嫌いで…。



【感想】
ヤクザと間違えられる凶悪面の、可愛い生き物好き公務員×母乳が万能薬となる幻の生物、ジャッカロープ。

なんちゃって北海道が舞台。
極悪人相だが穏やかな性格で、可愛らしい動物を見るとりすちゃんねこちゃんうさぎちゃん!と身悶えしてしまう攻。
山で死にかけていたところを受のお乳に救われる。

話としては、可もなく不可もなく……な感じ。
アメリカで拐われて日本のヤクザに売られた受だが、その辺はサラッと書かれて終わってるし、攻との生活でもあまり苦労してる風でもないので、こちらもサラッと読み終わってしまった。
ただ、クリスマスケーキ絡みのアレコレは、受が可哀想で鈍感攻とアホンダラ飯野を蹴り飛ばしてやりたくなったわ。
小島さんには、断られても態度を変えないで欲しかったな~……と思うのは残酷かしら。

今後、日本の戸籍もアメリカ国籍もない受が日本で生きていけるのかちょっと心配。