日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 BURN 下 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 / 内藤了』 角川ホラー文庫

【あらすじ】
国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。
彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。
そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。
廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。
大人気警察小説シリーズ、ついに本編完結!


BURN 下 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)

BURN 下 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)


【感想】
シリーズ10作目(スピンを入れると12作目)で完結巻の《下》。
とうとう比奈子の物語が終わってしまった。

最終決戦はセンター内で。
ミシェルと対峙した永久が引きずられることなく、“自分”を保っていられてよかった。
彼の罪は一生消えないけれど、ミク・タモツ・おねえちゃんという大切な人が出来て、空っぽのZEROでなくなったことが嬉しい。

覚悟していたような死による脱落もなく、血なまぐさい事件の割に平和に終わったなぁ……。
(倉島氏は異論があるだろうが)
比奈子の話は終わったが、今月23日には新シリーズが始まるし、あとがきによると他社刊行のシリーズものに比奈子シリーズから出張するキャラもいるようなので、それを楽しみにしたい。

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 ↑サイン本でした。