日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課 / 鷹樹烏介 』 宝島社文庫

【あらすじ】
江戸期に何度も大火に見舞われた東京では、明治維新を機にいくつもの「火伏塚」が築かれ、町を火災から護り続けてきた。
しかし、オリンピックを控えて各所で建設・改築が進む中、火伏塚が次々と破壊されるという事件が起こる。
相次ぐ火災や爆発事故を前に、警視庁は火伏塚修復の専門家を海外から招聘し、山本はその警護にあたることになった…。
怪異と暴力が交錯する異色の伝奇警察小説、待望の第2弾がついに登場!


ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課 (宝島社文庫)

ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策課 (宝島社文庫)


【感想】
シリーズ2作目。
恐怖と死を探究するため23人を殺した殺人鬼が主人公。
表向きは死刑で死亡となっているが、実際は新しい名前と警察官の身分を与えられ、鬼と闘う“当麻の盾”として姫様を守る任に就く。

今回は山本は東京、姫様は福島と全編ほぼ別行動。
でも姫様に執着し、殺したくて殺したくて堪らないところは相変わらず。
前作より鬼との戦闘が増え、アクションシーンも多くなった印象。
皆ガンガン死んでくねぇ……。

姫様に魅了された小林が仲間入りし、山本と水面下で狂犬vs忠犬の熾烈な争いをするのかと期待していたので、あの結末は残念無念であった。
濃い能力持ちみたいだし、あそこまでされても実は……とか…………ないかなぁ。