日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ヴァンパイアと子守り恋夜行 / 小中大豆 』 幻冬舎ルチル文庫

【あらすじ】
ヴァンパイアの夜壱は闇弐を血の隷属関係にして早や80年。
現在は新宿でシェアハウスの経営をしたりと、すっかり人間社会に溶け込んでいた。
だけど「愛してる、この先もずっと」だなんてHアリの蜜月はほんの僅か、今や二人は倦怠期の夫婦のよう。
今でも闇弐のことが好きなのに――
思い悩む夜壱の前にワケありのちびっ子兄弟が転がり込んできて!?


ヴァンパイアと子守り恋夜行 (幻冬舎ルチル文庫)

ヴァンパイアと子守り恋夜行 (幻冬舎ルチル文庫)


【感想】
死の間際に受に下僕とされ共に生きる、有能で男前な元人間×何百年も生き続けている、(たぶん)美貌の吸血鬼。

ガッチリ体型で男らしい容貌で有能で掃除も料理も繕い物もお手のもの……な攻のステータスは好みなんだが、受への冷たい態度が読んでてツラかった~!
ネガティブで泣き虫な受はあまり好きじゃなかったんだけど、攻のツンツン期が長すぎてめちゃめちゃ同情してしまったよ。
もっと!もっと溺愛甘々を長く読みたかったですっ。
子どもらを追う黒の組織(笑)よりも、両片思いの夫婦みたいな関係がいつ修復されるのか、攻が誰かと関係をもっているのか、などなど、そっちでやきもきしちゃったわ。

税金を納め、貰うあてのない国民年金を納め、100年・200年スパンで資産運用を考えている辺りが妙にリアルだった(笑)。