日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 極道さんは子育て上手なパパで愛妻家 / 佐倉温 』 角川ルビー文庫

【あらすじ】
京香がぎっくり腰で入院することになり、東雲組に激震が走る。
賢吾をはじめとする組員に双子の面倒が見られるわけもなく、佐知が引き受けることに。
だが想像以上に大変な育児に、佐知はすっかりかかりっきりになり、ついに爆発してしまう。
一人で抱え込みやすい佐知に「もっと俺を頼れ」と賢吾は佐知を抱きしめ、想いを受けとめる。
賢吾も育児に参戦しうまくいき始めるが、今度は佐知を双子にとられてしまったと思った史が、思いもよらない行動に出て…?
史視点の掌編も収録!


極道さんは子育て上手なパパで愛妻家 (角川ルビー文庫)

極道さんは子育て上手なパパで愛妻家 (角川ルビー文庫)


【感想】
シリーズ6作目。
京香のぎっくり腰→入院でてんやわんやの東雲組。
熱湯温度のミルクを飲ませようとする組員たちには任せられないと、双子の世話を引き受けた佐知(受)。
しかし、目の前の育児に必死で賢吾(攻)と史(2人の息子)の様子に気が付かず……。

今回はBLというより子育て小説を読んでいる気分だった。
受は自ら全てを背負い込んで追い詰められていたけど、ワンオペ育児のお母様方の大変さを思うと……。
攻が母親のところに聞きに行っていた話にはグッときたわ。
でも、やっぱり見えないように助けようとするんだねぇ。

史にとって可愛い弟分とはいえ、やっぱり大事な2人を取られたのは辛いよね。
(私も3歳の時に双子が生まれて、親を取られたと盛大に拗ねた……らしいし)
碧斗が絶対的な味方でいてくれて、攻にまで立ち向かおうとしていて、なんてイイ男なんだ!と感動したよ。
攻によると史が受の1番なのが許されるのは高校生までらしいので、それまでに史の1番になるべく頑張って欲しい。
なったらなったで、面倒くさいパパが立ち塞がりそうだが……(笑)。


同梱のイラストカード(裏がSS)は、攻視点の後日談……という名のノロケ話。
カードがランダムに封入されてて、しかもSSが載っていると知らなくて、同時購入した他の本を確認したら同じSSが入ったのを買っちゃってたよ。
極道さんの封入カードが極道さんじゃなくて、我慢できずに同じ本をもう1冊買うハメになったので、これから買う人はひとつずつ手にとって選んで買うことを強くオススメします!(笑)